「能登に笑顔を 支えに感謝」石川県で被災した鵬学園高校サッカー部が奮闘中 (4ページ目)

  • 森田将義●取材・文 text by Morita Masayoshi

【能登に笑顔を 支えに感謝】

 能登での生活に戻った現在も、日常が戻ったとはいえない日々が続くが、選手はサッカーができる喜びを感じている。リーグ戦では「能登に笑顔を 支えに感謝」「能登にエールを皆と共に」との文字を書いたTシャツを着て、集合写真を撮り、SNSで発信した。

選手たちはサッカーができる喜びを感じ、頑張る姿を伝えようとしている(写真提供・鵬学園)選手たちはサッカーができる喜びを感じ、頑張る姿を伝えようとしている(写真提供・鵬学園)この記事に関連する写真を見る その理由について、主将の竹内はこう話す。

「さまざまな支援だけでなく、歩いている時にも『頑張って』と声を掛けてくださる方がたくさんいました。そうした人たちに自分たちの試合を見てもらって、頑張っている姿が伝われば、支援してくださった方を笑顔にできるかもしれない」

 被災から6日で学校を再開させた時と同じく、"部活を止めてはいけない"との想いを胸に、鵬学園高校サッカー部は活動を続けている。

プロフィール

  • 森田将義

    森田将義 (もりた・まさよし)

    1985年、京都府生まれ。10代の頃から、在阪のテレビ局でリサーチとして活動。2011年からフリーライターとしてU-18を主に育成年代のサッカーを取材し、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿を行なう。

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