36歳・興梠慎三の味わいあるプレー 浦和を牽引し「J1通算500試合出場」 (3ページ目)
【8月の上位直接対決が山場】
動きの少なさは暑さの影響か、あるいはスコルジャ監督が言うように「トレーニングの負荷をかけすぎたこと」が遠因となったのかもしれない。
その精査は必要だが、いずれにせよ、複数が連動して分厚い攻撃を仕掛けるには共通理解や正確な判断だけではなく、フィジカル的な要素も当然求められる。暑さが本格化してくるなか、動きの質と量を担保できるかが、浦和にとっての大きなテーマとなるはずだ。
浦和は8月に、首位の横浜FM(22節@8/6)、3位の名古屋グランパス(24節@8/18)との直接対決が組まれている。優勝争いを続けるために、興梠の味わい深いプレーに期待したい。
著者プロフィール
原山裕平 (はらやま・ゆうへい)
スポーツライター。1976年生まれ、静岡県出身。2002年から『週刊サッカーダイジェスト』編集部に所属し、セレッソ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、日本代表などを担当。2015年よりフリーランスに転身。
【画像・図】興梠慎三は何位?「Jリーグ出場数&得点数」ランキング!
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