新進気鋭のアタッカー。躍進ロアッソ熊本の原動力だった杉山直宏がガンバ大阪躍進への起爆剤となるか (3ページ目)
新天地での目標に描くのは、チームが描く「ACL圏内」という目標への貢献を前提に、「もうワンランク上のプレーの質を確立すること」。初めてそのピッチに立つというホーム・パナソニックスタジアム吹田でのプレーも楽しみにしている。
「専用スタジアムは応援の声も響くし、ピッチにいる選手とサポーターの距離も近い。その分、サポーターのみなさんの声も近くに感じられるのですごく楽しみです。また、個人的には鳥栖や浦和レッズ、京都や柏レイソルなど、いろんなJ1クラブに熊本時代のチームメイトが在籍しているので、旧知の仲間との対戦も楽しみです。
プロになってからの2年間、自分の武器を磨くことにフォーカスしてプレーしてきたなかで、それがJ1の舞台でどのくらい通用するのか。そのことも楽しみにしながら、すばらしいチームメイトとともにテンポのある攻撃を実現したいと思っています」
プロ入り後、毎シーズン着実に爪痕を残しながら、それをチームの成績にもつなげることでたどり着いたJ1の舞台。これまでどおり「自分のストロングポイント、武器を発揮すること」を意識しながら、杉山は新たな挑戦に臨む。
杉山直宏(すぎやま・なおひろ)
1998年9月7日生まれ。福岡県出身。大津高→順天堂大を経て、2021年にJ3のロアッソ熊本入り。1年目からレギュラーとしてフル稼働。J2昇格を果たした2年目もチームのチャンメーカーとして奮闘した。2023年、ガンバ大阪に完全移籍。J1での活躍も期待される。
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