新進気鋭のアタッカー。躍進ロアッソ熊本の原動力だった杉山直宏がガンバ大阪躍進への起爆剤となるか

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ガンバ大阪・杉山直宏インタビュー

ロアッソ熊本から移籍してきた杉山直宏。ガンバ大阪でのさらなる活躍が期待されるこの記事に関連する写真を見る「ガンバの前線にはレベルの高い選手が多い。自分がしっかり動いてボールを要求すれば、ボールが出てくる。その質や出てくるタイミングなどもレベルが高いので、プレーしていて楽しいです。（そのなかで）自分も周りに要求していきたいし、逆にチームメイトからの要求にも応えられるようにしていきたいです」

　自身初となるJ1クラブでのチャレンジに、杉山直宏は始動日から笑顔をのぞかせた。実際、今季から加入したガンバ大阪の印象も、加入前から思い描いていたそれと同じだったという。

「初めての移籍なので、わからないことも多いですが、とにかくいろんなことをしっかり見ながら毎日を過ごしています。チームの雰囲気も思っていたとおり、大阪らしく明るい。いい人ばかりで、雰囲気もすごくいい。練習中は逆にピリッとして、一人ひとりのプレーのレベルも高いし、真似をしたいなと思う部分もたくさんある。毎日の練習からいろんなことを吸収していこうと思っています」

「選手として、より高い場所に行くために」と、J1クラブへの移籍を決断した。順天堂大を卒業後、昨季まで所属していたロアッソ熊本では、J3リーグを戦った１年目からレギュラーに定着し、チームのJ2昇格に貢献。昨年のJ2リーグでもフル出場で存在感を示し、昇格１年目での４位躍進をあと押しした。

　それによって、出場権を手にしたJ1参入プレーオフでも持ち味を存分に発揮。準決勝のモンテディオ山形戦では、決勝の切符を手繰り寄せる同点ゴールを叩き込んだ。残念ながら、京都サンガF.C.（J1＝16位）との決勝戦は１－１の引き分けに終わり、J1昇格という目標はあと一歩のところで潰えたが、そうしたプレーオフを通してもJ1でプレーすることへの思いが膨らんだという。

「去年の６月に戦った天皇杯３回戦のサガン鳥栖戦もそうでしたが、京都戦でもJ1チームを相手に、ドリブルやコンビネーションなど、自分の攻撃力が通用したと感じられたのは自信になった。その手応えを信じて、初めてのJ1リーグでも思いきってプレーしようと思っています」