「オールドルーキーのリアル」を元サッカー日本代表・坪井慶介が語る。「この先どうなるのかという不安はすごくあった」 (4ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko

普及活動にやりがいを感じている

――では最後に今後のキャリアについて考えていることを教えてください。

「今後もサッカーに関わる仕事を続けていくのはもちろんですが、サッカー以外のいろんなメディアでも活動していければと思っています。

 あとはサッカーの普及活動ですね。イベントなどで、これからサッカーを始めるかどうか、運動を始めるかどうかくらいの子どもたちと接する機会が多いんです。そうして子どもたちと一緒にボールを蹴って『楽しかった』と帰ってもらう姿にすごくやりがいを感じています。

 Jリーグという国内のトップレベルでの解説も大事ですが、そういった草の根的なところでの普及活動もこれからの日本サッカーの発展においてとても大事だと思っています」
(おわり)

坪井慶介
つぼい・けいすけ/1979年9月16日生まれ。東京都出身。四日市中央工業高校、福岡大学を経て、2002年に浦和レッズ入り。俊足を生かしたDFとしてチームの数々のタイトル獲得に貢献した。日本代表としても国際Aマッチ40試合出場。その後、湘南ベルマーレ、レノファ山口FCでプレーし、2019シーズンを最後に現役引退。現在は解説業のほか、タレントとして幅広い活動をしている。

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