前田大然だけじゃない。横浜F・マリノス、強さの秘密。首位・川崎を照準にとらえた (3ページ目)
◆日本代表に必要なスピード系ウイング。前田大然は神出鬼没で「滑らかさ」がある
各選手とも攻守に迷いがなく、技術的にも高い。撃ち合いでは強力無比、ガードを固めて守られても、コーナーに追い詰めてノックアウトすることができる。
何より、90分間の勝負を制する戦力がある。大分戦では、後半からエウベル、天野純、水沼宏太という攻撃の切り札を投入。敵の動きが鈍くなってきたところで、とどめを刺した。この日はベンチ外になったが、夏に補強した杉本健勇、宮市亮も擁し、J1でも屈指の選手層だ。
絶対王者と言われる川崎との6ポイント差も、ひっくり返せない数字ではないだろう。田中碧、三笘薫という昨シーズンのリーグMVPに匹敵する2人の穴は簡単に埋まらないはずだ。アジアチャンピオンズリーグとのかけ持ちで日程も厳しくなる。
横浜FMは、2019年シーズンに優勝した時もそうだったが、シーズン後半の追い上げを得意とする。「攻撃ありき」のスタイルは、心理的な負担が少ない。サッカー選手の原点であるボールに触るプレーは、勝利だけではない活力を与えるからだ。
次節は8月21日、ベガルタ仙台とのホーム戦となる。3分の2の日程を消化し、ここから真価が問われる。
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