2021.06.03

独自Jリーグ月間ベストイレブン。ストライカーの躍動に刮目せよ!

  • 原山裕平●文 text by Harayama Yuhei
  • photo by Getty Images

スポルティーバ厳選! Jリーグ月間ベストイレブン

J1の5月のベストイレブンを、独自に選定し発表する。今回はライターの原山裕平氏が選考。現在活躍している旬の11人は誰か。

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5月のJ1はストライカーの躍動が目立った5月のJ1はストライカーの躍動が目立った この記事に関連する写真を見る  どうしても印象に残るのは攻撃的な選手なので、ベストイレブンを選ぶ企画では、かなり無理のあるフォーメーションになってしまいがち。ご多分に漏れず、何とも頭でっかちで、バランスの悪い形になってしまったことはご容赦願いたい。

 5月は、ストライカーの躍動が目立った。

 最もインパクトを放ったのは、浦和レッズのキャスパー・ユンカーだ。リーグデビューとなった13節のベガルタ仙台戦でいきなりゴールを決めると、圧巻の4試合連続ゴールを記録。

 ノルウェーリーグ得点王という肩書には懐疑的だったが、実際にそのプレーを見てみると、優男的なその風貌とは対照的に、質実剛健なスタイルであることが窺える。ゴール前に入り込む感覚と、ヨーロッパの選手らしくシュートのうまさが際立つ。チームにすぐさまフィットした点も、優れた選手の証だろう。

 横浜F・マリノスのオナイウ阿道は、FC東京戦でハットトリックを達成すると、鹿島アントラーズ戦でも2ゴール。チームの好調を支える活躍を見せている。

 4月のJ1月間MVPを獲得した川崎フロンターレのレアンドロ・ダミアンは、5月に入っても変わらぬ好調さを維持した。湘南ベルマーレ戦では土壇場でオーバーヘッドを叩き込み、負け試合を引き分けに持ち込んだ勝負強さが何より評価に値する。

 鹿島アントラーズの土居聖真は横浜FM戦でハットトリックを達成したのを含め、4得点2アシストと目に見える結果を残した。監督交代後復調したチームを牽引する、不可欠な存在となっている。

 4試合連続ゴールを記録した川崎の三笘薫は、もはやアンストッパブルな存在に。攻守のつなぎ役としてハイパフォーマンスをつづける田中碧は、ゴールに直結するプレーも増えており、巧さと強さに加え、相手に怖さを感じさせる力も備わりつつある。もはや、Jリーグのレベルを超えてしまった印象さえ受ける。