イニエスタのショータイムを勝利に結びつけるには、神戸に何が必要か (3ページ目)
古橋は今やJリーグ有数のFWで、日本代表でもメンバーの常連になりつつある。しかし、さらに高いレベルに辿り着くには、決定機を逃した事実を受け止める必要があるだろう。
日本代表に選出されたGK前川黛也も、非凡さが開花しつつある。だが、1点目はクロスに飛び出ながら触れずに裏へ通してしまった(オウンゴールとなったトーマス・フェルマーレンはポジションに戻っただけで、ボールが足に当たった格好。彼のミスではないだろう)。2点目は目を覆うパスミスからの失点で、横浜FMのGK高丘陽平がマンオブザマッチだったのとは対照的だった。
イニエスタのプレーはチームに希望を与える。1本のパスだけでも神々しい。その存在を触媒に、選手たちが殻を破れるか。今シーズンも、それが神戸の現実である。
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