今やトレンドの「J2経由J1入りの大卒選手」。今季ブレイクしそうな8人
『特集:Jリーグが好きだっ! 2021』
J2経由J1入りの大卒選手。今季のブレイク候補
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今回は、近年活躍選手が数多く出ているJ2経由でJ1入りを遂げた大卒選手にスポットを当て、今季J1入りしてブレイクしそうな選手たちを紹介する――。
昨季J1は、王者・川崎フロンターレの切り札となった三笘薫を筆頭に、大卒ルーキーの活躍が目立ったシーズンだった。すでに近年、Jリーグでは大卒選手の価値が次第に高まってはきていたが、その傾向がわかりやすい形ではっきりと表われたのが昨季である。
とはいえ、J1で活躍する大卒選手が皆、三笘のように大学から直接J1クラブ入りするわけではない。
古橋亨梧(中央大→FC岐阜→ヴィッセル神戸)、坂元達裕(東洋大→モンテディオ山形→セレッソ大阪)らのように、大卒選手がJ2クラブを経由してJ1へ"個人昇格"するケースも増えている。古橋に至っては日本代表にも選出されたのだから、J2経由の選手といえども侮れない。
そして今季もまた、昨季まで(J3以下のカテゴリーも含めて)J2クラブに所属していた大卒選手が数多くJ1クラブへの移籍を果たした。その数、実に20人超。"J2経由"はサッカー選手がJ1へたどり着くためのひとつのルートとしてもはや完全に確立され、貴重な人材供給源となっていると言っていいだろう。
ただし、彼らにとってJ1クラブに入ることがゴールではない。重要なのは、そこで活躍できるか否か、である。
だとすれば、J1入りしたあとの伸びしろを考えると、J2でのプレー年数は短いほうがいい。J2に長く埋もれることなく、早く才能を見出され、より高いレベルの環境に身を移すことで、さらなる成長を遂げる。そんな成長の仕方が理想的だ。
そこで古橋や坂元もそうであったように、J2でのプレー年数が2年以内の選手を中心に、今季活躍が期待される「J2経由J1入りの大卒選手」を見ていきたい。
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