Jリーグ月間MVP独自ランキング。三笘薫はルーキーの枠に収まらない (5ページ目)

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三笘薫はコンスタントにハイパフォーマンス
中山 淳氏(サッカージャーナリスト)

1位 三笘薫(川崎フロンターレ)
2位 オルンガ(柏レイソル)
3位 井手口陽介(ガンバ大阪)
4位 キム・ヨングォン(ガンバ大阪)
5位 マルティノス(浦和レッズ)

 8月29日の第13節以来、破竹の12連勝を遂げた首位・川崎フロンターレ。そのなかで、10月のリーグ戦5試合で3ゴール2アシストを記録するなど、コンスタントにハイパフォーマンスをつづけたのが三笘薫だ。

 ドリブルよし、パスよし、シュートよし、攻撃センスよし。気づけば目下11ゴールで得点ランキング7位タイ。何よりこの大物ルーキーが優れているのは、シーズン終盤にさしかかった現在も好調をキープできている点だ。

 一方、相変わらずハイペースでゴールを量産しつづけている柏のオルンガは、6試合を戦った10月も計6ゴールをマーク。チームが調子を落とすなか、ひとり気を吐いて得点ランキングで23ゴールと首位を独走中だ。

 また、第30節のFC東京戦ではクリスティアーノの2ゴールをアシストし、パスセンスもハイレベルであることを証明。オルンガ、クリスティアーノ、江坂のアタックトリオを見るだけでも、チケット代を払う価値がある。

 現在11戦負けなしで2位につけるG大阪からは、チームに欠かせないピースとなっているふたりを選出。

 ひとりは、10月の7試合すべてでフル出場を果たしている井手口陽介だ。ボランチとしてDFラインの前で相手の攻撃の芽を摘むだけでなく、攻撃時は精度の高いパスを供給。遠藤保仁がジュビロ磐田に移籍した現在、チームの大黒柱としての自覚が芽生えているようにも見える。G大阪で最も旬な選手のひとりと言える。

 もうひとりは、成績浮上の最大の要因となっている堅守を象徴しているCBキム・ヨングォン。持ち前のデュエルの強さは言うまでもなく、CBコンビを組む昌子源との関係性も試合を重ねるごとに向上している。好不調の波がないのも高評価の理由だ。

 10月になってメンバーが固まってきた浦和レッズは、6試合を戦って3勝2分け1敗の成績で順位浮上。そのなか、4-4-2の右MFに固定されたマルティノスが目を覚ました印象だ。6試合すべてにスタメン出場し、2ゴール2アシストを記録。加入3年目にして、ようやく本領を発揮し始めている。

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