2020.09.07

躍進のセレッソ大阪。ここぞで連係した清武弘嗣のゴールの妙味を分析

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
このクサビのパスからセレッソはどう崩したか?

 ミゲル・アンヘル・ロティーナ体制2年目のセレッソ大阪が好調だ。

 第14節終了時点で2位。首位を独走する川崎フロンターレとは、まだ勝ち点差が開いているものの、ジリジリと詰め寄っている。

 昨季のC大阪は、ロティーナ監督に叩き込まれた堅い守備戦術をベースに、着実に勝ち点を積み重ねて5位でリーグを終えた。今季はさらに質を高め、タイトなスケジュールのなかで選手が入れ替わっても、高いクオリティを保っている。

 一方、攻撃は爆発的な得点力はないものの、今季はここまで公式戦18試合で無得点は4試合のみ。ポジショニングを何より重視する守備同様、攻撃でもポジショニングで相手より優位に立ってチャンスを創出し、少ない決定機をものにして勝ち点を獲得してきた。

 第13節横浜FC戦では、まさにそうしたシーンが生まれた。

中盤から前線へ縦パスを入れたセレッソ大阪。ここからどんな崩しを見せたか 前半14分、中盤で奥埜博亮が前を向くと、前線の動きを見て鋭い縦パスを入れた。ここからC大阪はどう崩しただろうか?