再開Jで問われる監督の力量。
「80点試合」増で攻撃的チームが有利だ (5ページ目)
とはいえ、観衆の応援に背中を押されることがない選手に、過度な頑張りを求めるのもナンセンスだ。100%の力を満足に発揮しにくい状態にある選手を後押しできるのは監督だ。その力が真っ先に問われることになる。
選手の交代枠も通常の3人から5人に拡大された。交代の機会そのものは3回に限られるが、これに給水タイムが加わるので、監督が試合に関与する機会は大幅に増えることになる。いわゆる戦術的交代を披露するには、もってこいの設定だ。
間もなくシーズンオフに入る欧州と違い、Jリーグはこれからシーズンが始まるようなものだ。先は長い。交代枠をフルに活用し、使える選手の数を増やすことができるか。層を厚くすることができるか。これもまた監督に求められる能力になる。今季の結果は監督の力に比例するような気がしてならない。
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