2020.06.09

チームの顔・中村憲剛は該当しない。
Jリーグのホームグロウン制度って何?

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

Jリーグが導入した
ホームグロウン制度とは(1)

 Jリーグは先頃、今季J1クラブにおけるホームグロウン選手の人数(3月27日時点。その後の移籍により数人の増減あり)を発表した。クラブ別最多はセレッソ大阪の16人、同最少は大分トリニータの4人で、18クラブ合計では160人である。

 Jリーグは昨季から、ホームグロウン(Home Grown。以下、HG)制度を導入した。HGとは、日本語にすれば「地元育ち」といった意味だが、必ずしもホームタウンで生まれ育った地元出身選手を指すわけではない。

 Jリーグは規則のなかで、ホームグロウン選手をこう定義している。

〈12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、特定のJクラブの第1種、第2種、第3種又は第4種チームに登録された期間(以下、本条において「育成期間」という)の合計日数が990日(Jリーグの3シーズンに相当する期間)以上である選手を、本条において当該Jクラブのホームグロウン選手という〉

 あれこれと数字が出てきてややこしいが、要するにどういうことか。

 簡単に言えば、「小学校6年生から高校卒業後3年目までの間に、合計3年以上所属していた選手」が、そのクラブでHG選手として認められる。より実態に即した現実的な基準にかみ砕けば、
(1)中学校3年間、アカデミー(ジュニアユースチーム)に所属する。
(2)高校3年間、アカデミー(ユースチーム)に所属する。
(3)高校卒業の翌年度から3年間、トップチームに所属する。
のいずれかに該当する選手ということになる。

 もちろん、小学6年から中学2年までの3年間でもいいし、小学6年、中学2年、高校1年の各1年ずつ合計3年間でもいいのだが、現実にはそれらはかなりレアケースだろう。