2020.03.25

誰もが認めた野洲高の天才は
「『SLAM DUNK』の仙道タイプ」だった

  • 鈴木智之●取材・文 text by Suzuki Tomoyuki
  • 高橋 学●撮影 photo by Takahashi Manabu

2020年のセクシーフットボール 野洲高校メンバーは今
平原 研(1)  (2)はこちら>>

今年の頭に行なわれた全国高校サッカー選手権大会で、個々のスキルを生かした静岡学園が優勝したのは記憶に新しい。そして今から14年前、同じように卓越したボールテクニックとコンビネーションによる「セクシーフットボール」で、全国制覇を成し遂げた滋賀県の野洲高校を覚えているだろうか。ファンの熱狂を呼んだあのサッカーを当時のメンバーに聞く。

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 彼のことを、誰もが「天才」と呼んだ。

 2005年度の第84回全国高校サッカー選手権大会で初優勝を果たした、滋賀県立野洲高校。その攻撃的で多彩なプレースタイルは"セクシーフットボール"と呼ばれ、大きなインパクトを残した。

野洲高日本一の時の10番として活躍した平原研 その野洲高時代の同級生で、のちにJリーグで活躍したふたりは言う。

「『ケン!』って呼んだら、絶対にパスが出てくるんです。ほんま、いつ見てるんやろう? って思います」(青木孝太/元ジェフユナイテッド市原・千葉など)

「当時はケンがたくさんボールに触れば、試合に勝てると思ってました。対戦相手からも『あの10番誰? エグイな』ってよく言われていましたし」(楠神順平/元川崎フロンターレなど、現南葛SC)