梅崎司が語るニュー湘南。「プレーの落ち着き、勇気を取り戻せるか」
2月16日、平塚。ルヴァン杯開幕戦で、湘南ベルマーレは大分トリニータを迎えている。ジリジリとした攻防のなか、シュート数(3対11)、コーナーキック数(0対7)の差に象徴されるように、劣勢に回った。しかし粘り強く戦い、後半アディショナルタイムにPKを得る。これを途中出場した梅崎司が確実に蹴り込み、1-0と勝利。Jリーグ開幕に向け、幸先のいい一戦になった。
ルヴァン杯大分トリニータ戦で決勝ゴールを決めた梅崎司(湘南ベルマーレ) 昨シーズン、湘南はとことん苦しんでいる。
昨年8月、長く湘南を率いてきた曺貴裁監督がパワハラ問題で謹慎(その後、監督は交代)になったあとは、たった1勝しかできていない。徳島ヴォルティスとのプレーオフ決勝も、引き分けて残留を決めたものの、前半はとくに劣勢に立たされていた。J1クラブのアドバンテージによって、どうにか土俵際で踏みとどまった形だ。
はたして、湘南は力を取り戻せるのか。
「(湘南の)前から行くスタイルは、変わらないと思います」
そう語るのは、湘南で3年目になるFW梅崎司(32歳)である。
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