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FC東京・森重真人が考える優勝を
逃した要因。「CBにも責任がある」 (4ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・構成 text by Sato Shun
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 終盤戦は神戸戦勝利のあと、いい流れで11月に突入した。大分トリニータ、ジュビロ磐田に勝ち、残り3試合。3カ月ぶりにホームに戻ってきたFC東京は、湘南ベルマーレ、浦和レッズ、そしてアウェーで横浜FMと戦うことになる。

――いつぐらいから優勝を意識したのでしょうか?

「まさにラスト3試合になってからですね。それまではアウェー8連戦をどう乗り切ろうかと考えていたし、優勝というよりは試合に出た課題に、次の試合までの1週間で向き合って結果を出そうと。みんな、その意識が強かったと思います。ただ、ラスト3試合になって首位に立ち、優勝できるところにいたし、ホームに戻ってきて、みんなの前で優勝を決められる。お客さんが4万人入るとか......そういうのでかなり優勝を意識しました」

――最終決戦となった横浜FMに敗れたことがクローズアップされていますが、優勝を逸したのはそのゲームに原因があったと思いますか?

「いや、ホームでの勝負どころの2試合(湘南、浦和)に勝てなかったのがすべてです。優勝がかかった中、久しぶりにホームで試合をすることで硬さが出たのか、それとも優勝のプレッシャーを感じていたのか。いろいろあると思うのですが、単純に言うと自分たちの力のなさではないかと思います。チャンスはあったので、そこで決め切れなかった自分たちの弱さなのかなと」

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