引退後も来日。フェルナンド・トーレスが明かすJリーグを選んだ理由 (3ページ目)

  • 井川洋一●構成・文 text by Igawa Yoichi
  • 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

 にこやかに彼の話を聞いていた村井チェアマンは、トーレスやアンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャといった超一流の選手がJリーグでプレーするようになって、さまざまな好影響がもたらされたと語る。

11月下旬、フェルナンド・トーレスが来日。Jリーグを訪れた11月下旬、フェルナンド・トーレスが来日。Jリーグを訪れた「プレーや技術はもちろん、プロフェッショナルとしての心構えなど、世界の頂点を極めた選手たちから、日本人選手が多くのことを学んだはずです。リーグ戦を一緒に戦うというのは、生活を共にするわけですから。またトーレスさんやイニエスタ選手は、育成年代からプロになるまで、ずっと同じクラブで上がっていった。その意味では、育成に携わる関係者も学ぶことが多かったのではないでしょうか」

(つづく)

フェルナンド・トーレス
Fernando Torres/1984年3月20日生まれ。スペイン・マドリード州出身。数々のビッグクラブでプレーし、スペイン代表での多くのタイトルを獲得したFW。2018年7月にサガン鳥栖への移籍を発表し、Jリーグでプレー。2019年8月に現役を引退した。アトレティコ・マドリード→リバプール→チェルシー→ミラン→アトレティコ・マドリード→サガン鳥栖。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る