ガンバ大阪が抱える「闇」。低空飛行の原因を探る (4ページ目)
「俺がやってやる」
そういう気概のある若手が出てきてほしいのだが......。
「監督の考えることをしっかりやれれば結果もついてくると思うので、とにかく結果を求めてやっていくしかない」
三浦は、厳しい表情でそう言った。
すべてが思いどおりに進まないのは織り込み済みだろうが、勝てていない状況では、まずは監督の要求を確実にこなしていかないと勝てる試合を落とすことになり、次の段階にも進めない。
直近の課題だけではない。未来のガンバをどうするのか――。西野監督退任後、その視点が失われてきた。ただ、失われた7年間を嘆いていても仕方がない。
現場は勝ちにこだわりつつ、フロントは将来を見据えてチーム改革に取り組む。当たり前のことだが両輪が機能しなければ、3年先はおろか、5年先でさえ「魅力的なサッカー」を実現することは難しくなる。
未来は、まず宮本監督の描くゲームプランを実現して勝つことから始まる。それができなければ、迷走の時代が続くことになりかねない。
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