2018.12.03

悲劇的な結末を迎えたジュビロ磐田。
J1残留のために必要なことは何か

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 およそ1カ月前に行なわれたJ1第31節。ジュビロ磐田は、このときすでにJ2降格危機から脱したはずだった。

 磐田はサンフレッチェ広島に0-2とリードされながら、3点を――しかも、決勝ゴールは後半ロスタイムに――奪い返して劇的な逆転勝ち。この勝利で勝ち点を40の大台に乗せた。

 J1が18クラブによる2回戦総当たりとなった2005年以降、16位の最高勝ち点は39。すなわち勝ち点40到達は、過去の例に照らせば、J1残留に当確ランプがともったことを意味していた。

 磐田の名波浩監督も試合後は、「(J1残留の目安となる)ミニハードルを超えた。これで多少余裕が出るのかな」と話していた。キャプテンのDF大井健太郎もまた、「まだ(残留が)決まったわけではないが」と前置きしつつも、「この勝利はメチャメチャ大きい」と笑顔だった。

 しかしながら、大混戦のままシーズン最終盤に突入した今季のJ1残留争いは、これまでの常識を覆し、ノルマをクリアしたはずの磐田をも飲み込んだ。

 最終的に勝ち点41を挙げた磐田は、しかし、まさかの16位に沈んだ。この結果、J1参入プレーオフ決定戦(要するに、J1とJ2の入れ替え戦だ)に臨まなければならなくなったのである。

まさかの16位転落となったジュビロ磐田