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玉田圭司に聞くJ1昇格。
「風間さんほど細かい技術的指導は初めて」 (2ページ目)

  • 井川洋一●文text by Igawa Yoichi

――昨季の名古屋の成績は、42試合23勝6分13敗の勝ち点75、得点は85、失点は65。エンターテインメント性の高いサッカーで昇格を勝ち取った昨季の名古屋は、内容と結果の両方を手にしたと言えます。ただ、6月から7月にかけては勝てない時期もありました。その時のチームの雰囲気はいかがでしたか?

「特に変わらなかったですよ。迷いもなかったし。そのとき、僕はケガをしていて外から見ていたんですけど、やはりブレずに自分たちのサッカーをやり通したことが昇格につながったのかなと思います」

――玉田選手はキャプテンを務めることもあり、自分のプレーだけでなく、全体を見る必要もあったと思います。チームの成長をどう感じていましたか?

「選手一人ひとりはすごく成長したと思います」

――それはやはり、風間監督の影響が大きいのでしょうか? 昨オフには玉田選手も「風間さんのもとでプレーできることがすごく楽しみ」と言っていましたが。

「そうですね。やっぱり風間さんは特殊というか、あそこまでプロの選手に対して細かく技術的な指導をする監督は、これまでの自分のキャリアでは会ったことがなかった。それはすごく新鮮で、あらためて基本技術が大事だと気づかされましたね」

――監督の言葉で特に印象に残ったものといえば?

「よく言われていることだと思いますが、『止める、蹴る』ですね。それを確実にやろうと。サッカーではそこが大事だと自分でもわかっていたんだけど、あらためて言葉にして行動に移すと、その重要性がよくわかりました」

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