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枠があっても「外国人FWはいらない」
というジュビロ名波監督の思惑 (6ページ目)

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 興梠慎三(浦和レッズ)、佐藤寿人(名古屋グランパス)、前田遼一(FC東京)とか、多くのストライカーが30歳あたりから改めて点を取り出している。それを考えれば、27歳はまだ若い。にもかかわらず、外国人FWを獲ってしまえば、その可能性にフタをしてしまうことになりかねない。FW小川航基にしても、今季絶望のケガをしてしまったのはアンラッキーでしたが、同じことが言えますよね」

――さて、中断明けの初戦(第19節)は7月29日、いきなり現在3位の川崎フロンターレとの対戦になります。

「守備の時間が増えると思うし、パスを回されて、体力を消耗するゲームになるかもしれないですけど、今まで通りやるべきことをやって、しぶとく戦えばいいと思っています。とにかく、自分たちのよさを出していくことですね。選手にはいつも言っていることですが、あきらめないとか、さぼらないとか、そういうことが大事になると思います」

――その川崎戦には、6連勝がかかっています。

「5連勝でここに来るというのは、いい意味で想定外でしたが、それは自信を持ってやってきた結果だし、6連勝できるかどうかは別にして、『これなら川崎が相手でもいけるんじゃないか』という空気を作れたことはよかったと思っています」

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