清水ジュニアユースの「3冠達成」。
強さの秘訣は日常のあれやこれ? (6ページ目)
2016年はトップチームがJ1復帰を決め、ユースが日本クラブユース(U-18)で準優勝し、ジュニアユースが3冠を達成――。まさに、「清水エスパルス巻き返しの年」となった。しかし、岩下監督や齋藤トレーナー、掛川誠GKコーチからは、もっと周囲の底上げも図っていきたいという気概を感じる。
「エスパルスだけでなく、清水地域でのレクチャーも始めています。3冠という結果が出たことで、今やっている『アスリート育成プロジェクト』というベースの大事さを認識してもらえれば、清水全体の底上げにもつながるのかなと思っています。日本サッカーの発展につながっていくのであれば、僕たちはもっと発信してきたいです」(齋藤トレーナー)
清水エスパルスのオフィシャルブログ『育成だより』をチェックしてもらえれば、その想いがよくわかるはずだ。「3冠王者」にそのメソッドを隠すつもりは、さらさらないのである。
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