泣くな、京都サンガ。無念のプレーオフ敗退もJ1復帰へ光は見えた (5ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 説田浩之●撮影 photo by Setsuda Hiroyuki

 そんな変革期でのJ1昇格プレーオフ進出。再びJ1へと戻るための、少なくとも足がかりをつかんだシーズンと言っていいはずだ。エスクデロが悔しさを押し殺し、前を向いて語る。

「自分はまだまだ成長しないといけないところが山ほどある。今日の試合は、自分が成長するためには、ものすごく大切な試合。こういう試合でチームを勝たせられる選手にならないと。(負けたからといって)下を向いて、これで終わりってわけにはいかない。また来年帰ってこないといけないなっていう気持ちになった」

 2012、2013年の悔しさを知る選手は数少なくなった。だが、その一方で今年、新生・京都の選手たちは新たな悔しさを味わい、エネルギーを蓄えた。

 17位と大きく低迷したシーズンから1年。京都は確かに復活の狼煙を上げた。

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