泣くな、京都サンガ。無念の
プレーオフ敗退もJ1復帰へ光は見えた
あと1点が及ばなかった。
J1昇格プレーオフ準決勝。J2リーグ5位の京都サンガは、同4位のセレッソ大阪と1-1で引き分けた。
雨中で繰り広げられた熱戦を、試合終了直前の劇的なゴールでドローまで持ち込んだ京都。しかし、引き分けの場合はリーグ戦での成績上位が決勝に勝ち上がるというルールにより、無念の準決勝敗退となった。
J1昇格プレーオフ準決勝で惜しくも涙を飲んだ京都サンガ 京都にとっては3年ぶりのプレーオフ進出だったが、またしてもJ1昇格の最後のキップを手にすることはできなかった。
雨でずぶ濡れになったジャージのまま、試合後の記者会見に現れた京都の石丸清隆監督。その姿に、無念の思いが色濃く表れていた。
「選手は最後までよくファイトした。(引き分けだったが)レギュレーションによって敗退となったことは受け入れないといけない」
そして、ひと呼吸置き、試合内容に触れ始めると、わずかな後悔をにじませた。
「全体としてはよく戦っていたが、コンパクトさが後ろ重心になってしまい、相手のボランチにプレッシャーをかけられないところがあった。そこでミドルシュートを打たれてしまった」
石丸監督が悔やんだのは、前半13分のセレッソ先制のシーンである。
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