2016.05.18

J2でも大爆発! レノファ山口の超攻撃的サッカーが面白すぎる

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Nikkan sports/AFLO

 今季のJ2は”新顔”の元気がいい。

 J3から今季昇格してきた町田ゼルビアが一時は首位に立つなど(現在は2位)、開幕から好調を維持しているのに続き、今度は同じ今季昇格組のレノファ山口がジワジワと順位を上げている。

圧倒的な攻撃力を誇るレノファ山口。写真中央はセレッソ戦で2得点を挙げた小池龍太 5月15日に行なわれたJ2第13節では、J1昇格候補筆頭のセレッソ大阪を4-2で下す逆転勝利。山口は順位のうえでもセレッソを追い抜き、3位まで浮上してきた。

 第5節までは1勝2敗2分けと、J2の壁にぶつかったかに見えた山口だったが、その後、第13節までの8試合は3連勝を含む6勝1敗1分けと、驚異的な強さを見せている。

 そんな山口の強さの要因となっているのが、J2屈指の得点力。山口のサッカーの面白さは、とにかく攻撃志向が強いということである。

 攻めて攻めて攻め倒す。1点取られたら2点、2点取られたら3点取り返せばいい。それが基本的なスタンスだ。

 実際、得点も多いが、失点も多い。第13節終了時点で総得点21はJ2全22クラブの中で最多を誇るが、一方で総失点16はワースト7位タイ。山口のスタンスは数字にもはっきりと表れている。

 現在、J2首位のコンサドーレ札幌(総失点6)、同2位の町田(総失点8)が失点を抑えて勝ち点を重ねているのとは対照的な戦いぶりだ。

 前出のセレッソ戦も、早い時間に先制しながら前半のうちに逆転を許し、1-2で試合を折り返した。ところが、気落ちするどころか後半に入っても衰えない運動量を生かして攻め続け、3-2と逆転。その後も、焦って前がかりになるセレッソを手玉に取って、次々にカウンターから決定機を作り出した。