通算ゴールを161に伸ばした大久保嘉人が語る、「今は不安しかない」 (4ページ目)
試合終了間際、相手選手と交錯した際、大久保は転んだときに膝から落ち、もも裏に痛みを感じ、しばらく突っ伏したままだった。だが、ミックスゾーンではテーピングもしていない。かつて、相手選手のスパイクが肉を裂き、骨が見えてもプレーした男である。歩くことができていた以上、次節も平然とピッチに立つだろう。
日本サッカー界で誰もたどり着いたことのない高みを、大久保は上っている。超越した視点で。ひとつひとつのゴールが伝説となる。
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