2016.04.19

J2復帰したばかりで堂々2位。町田ゼルビアの強さは「本物」か

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

 今季J2に昇格したFC町田ゼルビアが好調だ。

 昨季J3で2位となった町田は、J2で21位の大分トリニータとの入れ替え戦に勝ち、今季4年ぶりとなるJ2復帰を果たしたばかり。にもかかわらず、J2第8節終了時点で5勝1敗2分けの勝ち点17で堂々2位につけている。

 町田より上の順位にいるのは、J2では破格の陣容を誇る優勝候補筆頭、セレッソ大阪だけという状況なのだ。

「我々はJ2の中で22番目のチーム。チャレンジャーとして戦おうということでここまできた」

 チームを率いる相馬直樹監督がそう語るように、確かに町田はギリギリでJ2に滑り込んだ”22番目のチーム”。だが、J2の先輩クラブにもひるむことなく勝負を挑んできた結果、第3節から第7節までは5連勝という快進撃を見せた。

今季J2に昇格した町田ゼルビア。現在2位と好スタートを切った それにしても最近のJリーグは、こうした昇格1年目のクラブが大躍進するケースが目立つ。

 昨季J3ではJFLから昇格したばかりのレノファ山口FCが優勝。同じくJ2ではツエーゲン金沢が一時は首位に立つなど、シーズンなかばまでJ1昇格を争った。また、2013年のJ2でもV・ファーレン長崎が6位となり、J1昇格プレーオフに進出している。

 J1で2011年に柏レイソルが、2014年にガンバ大阪が優勝したケースは、少々事情が異なり、例外と見なす必要があるようには思うが、いずれにしても「昇格1年目の躍進」は最近のJリーグのトレンドになっている。

 では、なぜこんな現象が毎年のように起こるのだろうか。