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浦和がG大阪にリベンジ。優勝を逃した半年前とはここが違う! (4ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki  山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

 6試合連続ゴール中だった宇佐美に対しても、「宇佐美を止めた」という以前に、「ほとんど宇佐美にボールが渡らなかった」というのが正確なところだろう。G大阪の長谷川健太監督も、「今日は(宇佐美)貴史のプレーうんぬんより、浦和の守備をほめるべき」と脱帽の体(てい)だった。

 浦和は昨季の悪夢を振り払うかのように、因縁のホーム2連戦を連勝した。いずれも、より長い時間ボールを保持し、主導権を握って試合を進めたのは浦和のほうだ。浦和はいわば、攻撃的に試合を進めたとも言える。

 だが、浦和の勝因は、間違いなく「切り替えの速い」堅守にあった。ゴール前で相手の攻撃を跳ね返し続けるような「分かりやすい堅守」ではないが、浦和の強さの秘密は確かにそこにある。

 J1ファーストステージ全17節の折り返し地点となる第9節を終え、浦和の今季リーグ戦総失点はわずかに4。J1最少失点はダテではなかった。

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