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新潟躍進の原動力。レオ シルバのすごさはどこにあるのか? (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki 高橋学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 新潟は第11節終了時点で4勝1敗6分けの勝ち点18。せっかく主導権を握りながら、なかなか勝ち切れない試合が続いているが、それでも首位の浦和レッズとは勝ち点4差の8位だ。混戦のJ1にあって、上位争いの一角に食い込んでいる。

 前述の大宮戦でも実質5バックで守備を固める相手に対し、優勢に試合を進めた。柳下正明監督も「守備の意識が強いチームに対しても結構チャンスがつくれた。このまま(やってきたことを)続けていく」と手応えを口にしている。

「チームは昨年より確実によくなっている」とは成岡の弁だが、新潟が昨季の7位からさらに順位を上げ、今季はクラブ史上最高位の6位(07年)を上回る可能性は十分にある。

「レオはアルビレックスのサッカーに欠かせない存在」

 田中がそんな言葉で称える優良助っ人、レオシルバに引っ張られ、今季もまた新潟はJ1の優勝争いをかき回す存在となりそうだ。

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