【ワールドカップ】サッカー日本代表はあの「負け方」でよかったのか ブラジル戦までの4年間を検証 (2ページ目)
【「負けるにしても......」という悔い】
杉山 ラウンド32でフランス対スウェーデン戦を観ました。やはりフランスは圧倒的に強かったのですが、スウェーデンは0-3にされても、最後まで1点を取ろうと攻めていました。ああいう試合は観客から拍手をもらえる。
もうひとつ言いたいのは、ブラジル戦のような試合をすると、両国の差がわからなくなってしまうことです。ただ「ブラジルは強かった」で終わり。日本はどのへんまで行っているのかを測るためには、ちゃんとサッカーをしないといけない。昔は40台だった日本の偏差値がいまは55、56に上がったかもしれないと言うなら、偏差値60のブラジルに対して「57ぐらいあるんだぞ」という見せ方をしないといけないのですが、あれでは日本が強いのか、弱いのかもわからないわけです。
浅田 それも、1-0を守りきろうとしたならまだわかります。それで試合終了直前にあのゴールが決まって同点にされたのなら、仕方がない。でも、1-1に追いつかれた時点で、勝つためには点を取らなければいけないのに、それをほぼ放棄しました。そうなるともう延長も守ってPK戦を目指すしかなくなってしまった。
杉山 後半21分に中村敬斗と堂安律を下げて菅原由勢と鈴木淳之介を入れた瞬間、もうベタな5バックでいくしかなくなった。選手たちにも「もう下がるしかない」というサインになったことでしょう。それでは選手も攻めません。
浅田 パンチを出したら結果的にはノックアウトされるかもしれないけど、なぜそれをしなかったのか。それを言い出すと、杉山さんが言った、それをやるためのメンバー選考をしなかったという話に戻ってしまうけど、それも含めて「負けるにしても......」という悔いは残ります。
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