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【ワールドカップ】サッカー日本代表のブラジル戦は「恩返し」のチャンス 福田正博が挙げるキーマンはふたり (3ページ目)

  • text by Ichiro Tsugane

【PK戦も想定】

 決勝トーナメントからは延長戦があり、PK戦も想定した戦いをする必要がある。選手交代のタイミングについては、グループステージよりも難しい判断が求められる。そのなかで森保監督が選手たちを信じ、どういう采配を見せるのか注目される。

 過去の日本は決勝トーナメントに進んだ時には余力がない状態だったが、今大会は違う。森保監督はグループステージで、選手たちをW杯というピッチに送り出す準備をしっかり整えている。この先誰を出場させても、決勝トーナメントの舞台にひるむことなく、しっかり仕事をやってくれるはずだ。

 日本は2010年南アフリカW杯でパラグアイに、2022年カタールW杯ではクロアチアにPK戦で敗れ、大会を去ることになった。90分間で、あるいは120分間で試合を決められればいいが、PK戦までもつれ込んだ時には3度目の正直でしっかりモノにしてもらいたい。

 日本サッカーの成長にとってブラジルという強豪国は不可欠な存在だった。ジーコ元日本代表監督、セルジオ越後氏、与那城ジョージ氏、ラモス瑠偉氏、三都主アレサンドロ氏や田中マルクス闘莉王氏など、日本サッカーに携わったブラジル出身者の名前を挙げたらキリがない。

 そんなブラジルへの恩返しの意味でも、今回、日本はブラジルに勝利してほしいと思う。

著者プロフィール

  • 福田正博

    福田正博 (ふくだ・まさひろ)

    1966年12月27日生まれ。神奈川県出身。中央大学卒業後、1989年に三菱(現浦和レッズ)に入団。Jリーグスタート時から浦和の中心選手として活躍した「ミスター・レッズ」。1995年に50試合で32ゴールを挙げ、日本人初のJリーグ得点王。Jリーグ通算228試合、93得点。日本代表では、45試合で9ゴールを記録。2002年に現役引退後、解説者として各種メディアで活動。2008~10年は浦和のコーチも務めている。

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