林陵平と岩政大樹が語るワールドカップ・チュニジア戦の攻略法「鎌田大地がいれば安心」
スポルティーバのYouTubeチャンネルで連載中の「林陵平のフットボールゼミ」に、元日本代表の岩政大樹さんをゲストに迎え、ワールドカップグループステージ第2戦のチュニジア戦を徹底分析した。
【チュニジアの核はエリス・スキリ】
チュニジアの基本システムは4-3-3もしくは4-2-3-1で、守備時は4-4-2でミドルブロックを敷くチーム。最も注目すべきはアンカーを務めるエリス・スキリの存在だ。
「ボール保持の局面では、スキリがかなり自由な立ち位置を取る。真ん中に落ちてくることがわりと多いけど、サイドにも流れることもあって、それに合わせてほかの選手が動く形。再現性があるというよりはスキリ中心に流動的に動く印象だった」と林さんは解説する。
チームとしての戦い方はカウンター志向で、「自分たちがボールを保持して崩すタイプではなく、ミドルブロックからの守備で、ボールを奪って素早く前に出ていく」スタイルだという。
そのチュニジアを相手にした時の日本の守備戦術については、選手個々が自らの役割に関して整理できることを優先しての対応を岩政さんが説明する。
「1トップの上田綺世と2シャドーの3人で、相手のセンターバックふたりとアンカーのスキリの3人を3対3で見ればいい。スキリが動いてもマンツーマンにこだわらず、3人が並んで対応すれば(各々がやるべきことを)整理できると思います」
ウイングバックはサイドバックが中に入ってきたらついていく。つまり、堂安律や中村敬斗は相手サイドバックの動きに連動する形をとれば、各ポジションの役割が明確にできると、林さんも岩政さんも口をそろえる。
一方で警戒すべき場面も指摘した。
「ハイプレスできた日本に対して単純に蹴ってくるだけでなく、たとえばセンターバックのところでつなぐように見せかけて、狙いを持って前線のウイングのところへ蹴ってきたりすると怖い。サイドバックを含めて、そのセカンドボールを拾う準備が整っていると、ウインバックの裏のスペースを簡単に使われてしまう可能性がある。サイドバックが中へ入ってくることが、そういう狙いがあってのことだったりしたら注意が必要」と岩政さん。
ただし、チュニジアのサブリ・ラムシ監督の戦い方を見る限り、「そこまで複雑なことはやっていないという印象」と林さんは言う。
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