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【サッカー日本代表】AFC U23アジアカップで21歳以下の日本代表が「快挙となる優勝」目指して奮闘中 (4ページ目)

  • 後藤健生●文 text by Goto Takeo

【五輪開催年ではない大会で優勝できるか】

 日本代表がU23アジアカップでコンスタントに優勝できない原因は、ご承知のように五輪開催年の大会以外には次期五輪に向けた強化のためにU21代表を派遣しているからだ。

 他国の状況はさまざまだが、多くの国が年齢制限いっぱいのU23代表で優勝を狙いに来たり、U21代表に(23歳以下の)オーバーエイジを加えたりしている。つまり、日本のU21代表はこの大会で2歳上の年齢層のチームと戦うことになるのだ。

 そして、2020年大会の結果が示すように、五輪出場がかかった大会以外では日本代表のモチベーションも低かった。立ち上げられたばかりのチームでは完成度も低いし、「どうしても勝ちたい」という気持ちが生まれにくいのはある意味で当然のことである。

 今年の大会も、日本はU21代表で参加しているし、大岩剛監督就任から初の大会となる(大岩監督は2024年のパリ五輪でも日本を指揮したが、ロサンゼルス大会を目指すチームは立ち上げ直後)。

 もし、そんな状態の日本代表が2026年大会で優勝できたとしたら、それは「3度目の優勝」ではなく、画期的な出来事として評価すべき快挙だろう。

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著者プロフィール

  • 後藤健生

    後藤健生 (ごとう・たけお)

    1952年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。1964年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、1974年西ドイツW杯以来ワールドカップはすべて現地観戦。カタール大会では29試合を観戦した。2025年、生涯観戦試合数は7500試合を超えた。主な著書に『日本サッカー史――日本代表の90年』(2007年、双葉社)、『国立競技場の100年――明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ』(2013年、ミネルヴァ書房)、『森保ジャパン 世界で勝つための条件―日本代表監督論』(2019年、NHK出版新書)など。

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