サッカー日本代表「GK枠」争い激化 鹿島・早川友基が2試合で見せた安定感 (3ページ目)
【鈴木彩艶と大迫敬介を追いかける】
小久保は2024年のパリ五輪で名をあげた。所属するシント・トロイデンでは、昨シーズンから正GKとして出場機会を積み上げている。
今夏にベルギーへ進路をとった野澤は、新天地ロイヤル・アントワープで10月からスタメン出場を続けている。森保一監督のもとでは、2024年のアジアカップでメンバー入りを果たした。
ふたりとも国際Aマッチ出場はまだ記録していないが、北中米ワールドカップでのメンバー入りは射程圏内と考えていい。
国内組では大迫が、森保監督の信頼をつかんでいる。早川は小久保、野澤、それに谷晃生らとともに、鈴木と大迫を追いかける立場と考えられる。
7月のE-1選手権以来の出場となったガーナ戦後、北中米ワールドカップについて聞かれた早川は、「目指しているところはホントにそこですし、そこに対してブレることはないですけど、今日の試合が終わって感じたのは、もっと自分のプレーをやれればよかったかな」と話した。目指す場所へ確かな一歩を踏み出したとの実感を得ながらも、改善の余地があるとした。
ボリビア戦後も、満足感は漂わせていない。ただ、4日前はささやかなものだった自信に、芯が通ったと言うことはできそうだ。
ワールドカップについて再び問われると、迷いのない口ぶりで答えた。
「ホントにもう、自分がいいパフォーマンスを続けるだけだと思います。あとは今回の代表活動でやれたことを自分の経験にして、いつ出てもやれるっていうことを証明し続けることが大事かなと思います」
9シーズンぶりのJ1リーグ制覇へ接近する鹿島で、早川は存在感を示していく。
著者プロフィール
戸塚 啓 (とつか・けい)
スポーツライター。 1968年生まれ、神奈川県出身。法政大学法学部卒。サッカー専
門誌記者を経てフリーに。サッカーワールドカップは1998年より 7大会連続取材。サッカーJ2大宮アルディージャオフィシャルライター、ラグビーリーグ ワン東芝ブレイブルーパス東京契約ライター。近著に『JFAの挑戦-コロナと戦う日本 サッカー』(小学館)
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