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サッカー日本代表が心配だ 下降傾向にありながら取り巻くムードがポジティブな状況を含めて

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki

ボリビア戦で先制ゴールを決めた鎌田大地 photo by Sueishi Naoyoshiボリビア戦で先制ゴールを決めた鎌田大地 photo by Sueishi Naoyoshiこの記事に関連する写真を見る 日本代表が、それを取り巻く空気も含めて、心配だ。

 日本代表はボリビアとの親善試合を行ない、3-0で勝利。4日前に行なわれたガーナ戦に続く2連勝で、今年最後の代表活動を締めくくった。

 とはいえ、試合内容に目を向ければ、およそ喜んではいられないものだった。

 ボリビアのオスカル・ビジェガス監督が「序盤は迷いが生じた」と語ったように、立ち上がりから主導権を握った日本は、立て続けに決定機を作り出し、前半4分にして鎌田大地のゴールで先制した。

 しかしその後は、「20分をすぎて、試合をコントロールできるようになった」とビジェガス監督。ようやく落ちついたボリビアがショートパスをつないで前進できるようになると、日本は狙いを定めたポイントでボールを奪い切れなくなった。

 得意のハイプレスで2人、3人とボールに襲い掛かるが、かわされて抜け出されてしまう。そんな場面が目についた。

 加えて、イージーミスや安易なパスでマイボールを失うシーンも多く、特に後半開始からの20分ほどは、ほとんど敵陣にボールを運べなかった。

「少しでも集中が切れたり、(チームコンセプトの)ベースである切り替えが遅かったりしていれば、失点してもおかしくなかったが、難しい試合をきっちり無失点に抑えて勝ってくれた」

 試合後、森保一監督はそう語っていたが、無失点は日本がやるべきことをやった結果というより、むしろ相手に助けられた面が多分にあった。

 試合序盤にあまりにもラクにチャンスを作り出せたことで、徐々に集中が切れていったからこそ、相手に主導権を握られたのではないか。そんな印象の試合である。

 結果的に、選手交代が功を奏して後半に2点を追加したが、決して試合を落ちつかせられたわけではない。バタバタとした展開は、最後まで続いた。

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