サッカー日本代表の中国戦、データで見る選手の活躍度 アピールに成功した5人とは? (3ページ目)
【真価が問われるのは韓国戦】
この3選手以外では、右ウイングバックで先発した望月ヘンリー海輝も上々のプレーを見せた。最大のハイライトは、試合が1-0のまま停滞していた64分に決めた貴重な追加点。相手DF(5番)のクリアミスとも言えるが、カットインから躊躇なく狙った左足シュートがネットを揺らし、代表2キャップ目にして爪痕を残すことに成功した。
そのゴール以外にも、この試合では右サイドから前半に2本、後半は3本のクロスを供給。いずれも成功とはならなかったが、この試合に出場した選手のなかで最も多くのクロスボールを記録した。逆に、後半に2度(52分、75分)、守備面で不安定さを見せてしまった点は、今後の課題と言えるだろう。
ちなみに、この試合では前半8本、後半8本のクロスを記録した日本だったが、左右の内訳で見ると、前半は右が5本で左が3本、後半は右が6本で左が2本と、全体的に右サイドに偏るという現象が起きていた。
これは、3バックの右を務めた綱島悠斗がより攻撃に絡めていたことと関係する。そういう意味では、今回が初招集となった綱島もアピールに成功したと言える。
いずれにしても、注目は次の韓国戦だ。今大会3戦目となれば、ともに練習する時間も長くなるため、チームとしての連係も高まっていくはず。そうなれば、よりチームのなかで個を生かせたかどうかがわかりやすくなる。
韓国はこれまでの2試合の相手よりもワンランク上の相手だけに、その試合で各選手の真価が問われることになりそうだ。
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著者プロフィール
中山 淳 (なかやま・あつし)
1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)
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