サッカー日本代表の構造的問題 ひたすら守るサウジアラビアに拙攻の山を築いた理由
前戦のバーレーン戦から守田英正、三笘薫、南野拓実、上田綺世、堂安律、瀬古歩夢が外れ、田中碧、中村敬斗、鎌田大地、前田大然、菅原由勢、高井幸大がスタメンに加わった。森保一監督は一挙6人を入れ替えてサウジアラビア戦に臨んだ。バーレーン戦はベストメンバーで臨み、サウジアラビア戦はサブで臨みました、と言っているようなものだ。なぜ、漸次的に入れ替えようとしないのか。
「FIFAランクを上げるためにW杯までひとつも落とせる試合はない」(山本昌邦ナショナルチームダイレクター)と言いながら、サウジアラビア戦を0-0で引き分けるハメに陥った大きな原因である。継続性の低い別仕様のチームがうまく機能しないのは当然。これぞダメ采配の典型と言える。
バーレーン戦から先発6人を入れ替えたサウジアラビア戦の日本代表 photo by Fujita Masatoこの記事に関連する写真を見る
著者プロフィール
杉山茂樹 (すぎやましげき)
スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。







