サッカー日本代表をも揺さぶる欧州クラブ「出世レース」 遠藤航はリバプールを出るか (2ページ目)
【微妙な立場に置かれる遠藤】
選手のステイタスを一変させる可能性がある移籍は、そういう意味で注目に値する。見過ごせないポイントになる。
そのタイミングは年に2回。シーズンの前後と現在だ。今季、冬の市場が閉じるのは2月3日。残り10日と迫っている。例年、動きがあるのはここからだ。最終日の最後の瞬間まで目を離すことはできない。
気になるのは日本人の動きだ。2026年W杯本大会まで、移籍の機会は3度ある。選手の格はそれを経てどう変化するか。代表監督が選ばざるを得ない選手の顔ぶれは、その間どのように推移していくか。
大袈裟に言えば代表チーム内の順位、スタメン等に変化が起きるかもしれない。日本の場合、W杯アジア予選の戦いを通して得るものはあまりにも少ない。相手から刺激を受けにくいこともあり、大幅なチーム力向上は見込めない。新たな発見があるとすれば欧州になる。日本代表のチーム強化は欧州サッカーに委ねられている。
この冬の移籍の有無が注目される遠藤航(リバプール)photo by MB Media/AFLO 微妙な状況に置かれているのは代表キャプテンの遠藤航(リバプール)だ。
著者プロフィール
杉山茂樹 (すぎやましげき)
スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。
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