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サッカー日本代表2026年ワールドカップのメンバーはどうなる? 識者が大予想 (3ページ目)

【攻撃偏重の両サイドはオプションか】

浅田真樹(スポーツライター)

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FW/上田綺世
MF/三笘薫(南野拓実)、鎌田大地(久保建英)
MF/伊藤洋輝(中村敬斗)、守田英正、遠藤航、伊東純也(堂安律)
DF/町田浩樹、板倉滉、冨安健洋(高井幸大)
GK/鈴木彩艶

 ワールドカップ出場決定はもう目前。最終予選での日本の"ひとり勝ち"は、予想以上に際立っている。日本がアジア予選で敗退する可能性は限りなくゼロに近いと思っていたが、ここまで勝ち点差が開くとは考えていなかった。

 とはいえ、その代償と言えば言葉は悪いが、アジア予選を戦うなかで新戦力の発掘はそれほど進まず、むしろ試合に出場するメンバーは固定化の傾向にある。

 新戦力の象徴的な存在になることが期待されたパリ五輪世代の登用にしても、そもそも選出される人数が少ないうえ、呼ばれたとしても、出場機会はまったくと言っていいほど与えられていないのが現状だ。

 万が一にもW杯への出場権を逃がすわけにはいかず、予選突破が決まるまでは従来の主力を中心に、という気持ちもわからないではないが、他のアジア諸国との力関係を考えると、森保一監督の選手起用には退屈な印象が否めない。

 最終予選後に行なわれるであろう親善試合も含め、これから先、選手起用の方針が劇的に変わるとは考えにくく、よほど主力にケガ人が続出したりでもしない限り、2026年W杯のメンバーはある程度見えてしまっているのかもしれない。

 しかしながら、単純に昨季と今季を比較するだけでも、遠藤航など所属クラブでの出場機会を減らしている選手もおり、1年半後の選手がどんな状態になっているかはわからない。

 次回W杯のみならず、次々回大会以降へ向けた継続的な強化という面でも、メンバーが固定され、若手の台頭が滞るのは得策ではない。冨安健洋がケガがちで思ったようにプレーできていない状況も鑑み、高井幸大がA代表でもポジションを奪うくらいになってくれるのが望ましいのだが......。

 2022年カタールW杯の成功体験もあり、今後の日本代表でも、3バックが主戦システムになっていくのだろう。その上で、ピッチ上の最適なバランスを探っていくことになるはずだ。

 具体的に言えば、両サイドに三笘薫、伊東純也を配するような現在の攻撃偏重の布陣を採用することは、W杯本大会に向けては(試合終盤のオプションとしてならともかく)難しく、少なくともどちらかのサイドにはDFを本職とする選手、例えば左なら伊藤洋輝、右なら菅原由勢といった選手を配置することになっていくのではないだろうか。

 あとはもう、森保監督が嫌でも呼ばざるを得ないほどに、ヨーロッパの所属クラブで誰の目にも明らかな活躍をする。そんな"まだ見ぬ選手"が出現してくることに期待するしかない。

後編「システム変更、新しい選手の台頭にも期待した予想布陣」へつづく>>

著者プロフィール

  • 原山裕平

    原山裕平 (はらやま・ゆうへい)

    スポーツライター。1976年生まれ、静岡県出身。2002年から『週刊サッカーダイジェスト』編集部に所属し、セレッソ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、日本代表などを担当。2015年よりフリーランスに転身。

  • 篠 幸彦

    篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)

    1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。

  • 浅田真樹

    浅田真樹 (あさだ・まさき)

    フリーライター。1967年生まれ、新潟県出身。サッカーのW杯取材は1994年アメリカ大会以来、2022年カタール大会で8回目。夏季五輪取材は1996年アトランタ大会以来、2020年東京大会で7回目。その他、育成年代の大会でも、U-20W杯は9大会、U-17W杯は8大会を取材している。現在、webスポルティーバをはじめとするウェブサイトの他、スポーツ総合誌、サッカー専門誌などに寄稿している。

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