サッカー日本代表メンバー外を味わった旗手怜央 長友佑都、長谷部誠に「助けられた」 (3ページ目)

  • text by Harada Daisuke

【この経験をどう糧にして、自分の成長に生かしていけるか】

 悔しい思いはしたが、ほかの選手たちだってそれぞれに悔しい思いもしている。出場時間が短く、悔しい思いをしている選手もいれば、メンバー入りしても出番がなく悔しい思いをしている選手もいただろう。自分と同じく、メンバー外になり唇を噛みしめていた選手だっている。それぞれが、それぞれの立場で、悔しさを味わっている。

 その経験をどう糧にして、自分の成長に生かしていけるか。だから、僕は今回の日本代表の活動への参加は無駄だとは考えていないし、あそこにいなければ経験できなかったこと、学べなかったこと、プラスになったことはたくさんあったと思っている。

 人間だから、悔しさが表情に出てしまうこともあるが、日本代表の一員としてAFCアジアカップ2024を経験して、なおさら日本代表という環境に身を置き続けたいと思ったし、試合に出ようが出まいがチームのために、力になりたいと思う気持ちは増している。

 日本代表の選手として再びピッチに立てるように、セルティックで自分が取り組んでいるゴール、アシストという結果と、ゴール前に入っていく迫力を追求していきたい。

 この記事が掲載されるころには、UEFAチャンピオンズリーグも始まっているだろう。自分の力をヨーロッパの舞台で示す。

 今は悔しさを胸の奥にしまい、自分のプレーに集中したい。

遠藤航、冨安健洋、南野拓実など日本人選手の活躍にも期待!
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著者プロフィール

  • 旗手怜央

    旗手怜央 (はたて・れお)

    1997年11月21日生まれ。三重県鈴鹿市出身。静岡学園高校、順天堂大学を経て、2020年に川崎フロンターレ入り。FWから中盤、サイドバックも務めるなど幅広い活躍でチームのリーグ2連覇に貢献。2021年シーズンはJリーグベストイレブンに選ばれた。またU-24日本代表として東京オリンピックにも出場。2022年3月のカタールW杯アジア最終予選ベトナム戦で、A代表デビューも果たした。2022年1月より、活躍の場をスコットランドのセルティックに移して奮闘中。

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