元なでしこジャパン・岩渕真奈が語る引退後の変化「結婚への欲は現役時代よりもなくなった」
web Sportiva×BAILA special collaboration
feat. 岩渕真奈(元なでしこジャパン)前編
「ふだんはほぼノーメイクで過ごしているので、メイクをしてもらっているときに『こんなワザがあるのか!?』っていうくらい初めての体験が多くて、とても新鮮でした」
働く大人の女性向けメディア『BAILA』とのコラボ企画(@BAILAでも異なる内容のインタビュー記事を配信)。女性誌で活躍中のヘア&メイクアップアーティスト、スタイリスト、カメラマンが撮影を担当。いつもとは違うメイクで彩り、ドレスアップして撮影に臨んだのは、昨年9月に惜しまれながら30歳で現役生活に別れを告げた元なでしこジャパンの岩渕真奈だ。
ピッチ上とはまた違うカッコよさを見せる岩渕さん photo by Sannomiya Motofumi(TRIVAL)この記事に関連する写真を見る 30歳――世界を見渡せば、まだ代表で活動している選手はふんだんにいる。培った技術に経験がプラスされた円熟期と言ってもいい年齢ではあるが......。
中学校進学時からその才能が花開き始め、15歳で出場したU-17女子ワールドカップで、小さな彼女が巧みなドリブルで突破していく姿は大いに脚光を浴びた。日本は準々決勝で敗れながら、彼女は大会のMVPを獲得。以来、世界中から注目される存在となった。
そんな彼女にとって、30歳の区切りは、サッカーに十分に力を注ぎ尽くした末の決断だった。
新しい人生のスタートをきった彼女は、現役時代にできなかった分野で楽しそうにチャレンジしている。今回の『BAILA』との企画もそのひとつだ。
「今は"これをやりたい"というのはなくて、いろいろなことをやらせてもらっていますが、今日みたいな仕事は楽しいです。メイクをしてもらったり、いつもの自分なら着ないような服をコーディネートしてもらったりして、自分では出せないもの(新たな自分や、内面に隠れていた自分)を引き出してもらっている感じがするので」
そうしたチャレンジを楽しむ岩渕真奈が今、自らのありのままの心境を語る――。
――今回の企画では『BAILA』のスタッフと岩渕さんとでいろいろと話し合いながら、衣装から本格メイクまで決めていきました。実際に撮影を経験していかがでしたか。
岩渕真奈(以下、岩渕)こういう機会ですので、ふだんはあまり着ないような衣装を着たくて、自分でも着られそうで、かつスタッフの皆さんが「いい」って言ってくださったものを選びました。大人っぽく、キレイにしていただいて、うれしいです(笑)。
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