久保建英のシリア戦での活躍にスペインメディアも注目 「久保交響曲」 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 photo by Komiya Yoshiyuki

「久保は代表で甘美な時を過ごす」

 スペイン大手スポーツ紙『エル・ムンド・デポルティーボ』はそんな表現で、その活躍を伝えていた。

 久保はスペインに戻って、24日の全体練習から合流。唯一の懸念は過密日程だろう。代表戦の前後は「FIFAウィルス」と言われるようにケガが多発。同僚、ミケル・オヤルサバルもスペイン代表のキプロス戦で負ったケガによりしばらくは戦線離脱だ。

 11月26日、ラ・レアルはレアレ・アレーナでセビージャを迎え撃つ。30日は同じくホームでチャンピオンズリーグ(CL)ザルツブルク戦。12月に入るとスペイン国王杯の2回戦もあるなど、週2試合ペースが続く。幸いにもCLはすでにベスト16進出を決めているので、おそらくターンオーバーでの戦いになるだろうが、久保は修羅の道を行く。

久保建英や鎌田大地、三笘薫など日本人選手の活躍にも期待!
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著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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