アンダー世代代表常連の三戸舜介が見据えるパリ五輪の先「海外行きたい欲がもう、バカみたいに...笑」 (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

「僕が最初に(大会出場メンバーに)選ばれたのは、(昨年の)U-23アジアカップでしたけど、その時と比べたら、長くやっている分、お互いの特長もわかってきて、最初よりすごくやりやすいというのは感じています。

 もちろん、もっとこうしたほうがいいというのはあると思うんですけど、雰囲気もよくなっている。パリに向けて、チームは強くなっているんじゃないかなと思います」

── 東京オリンピックは見ていましたか。

「あれを見て『自分もオリンピックに出たい』と、さらに思うようになりました。こんなに注目される大会に出る機会なんて、本当に限られていると思うし、やっぱりオリンピックは特別なんだなと思ったので。

 日本もすごく強くて、結果は4位でしたけど、優勝するんじゃないかなと思って見ていました。自分たちもあれくらいのチームを作りたいな......って思いましたね」

── パリオリンピックの先には、A代表やワールドカップ出場も現実的な目標としてとらえていますか。

「そうですね。でも今は、やっぱりパリのほうへの意識が強い。大岩監督からは『常にA代表を意識しろ』って言われているので、もちろんA代表を意識してはいますけど、今の自分じゃあ絶対に入れない。まずはパリオリンピックに出てからですね。

 A代表に選ばれることだったり、最終的な目標としてワールドカップっていうものも見てはいますけど、今のところは自分が(ワールドカップに)出られるとは思っていないです」

── だとすると、パリ世代の選手がA代表に選ばれるのを見ても、感情的には悔しいというのとは......。

「ちょっと違いますね。もう普通に、すごいなって思います。『A代表でよくやれるな』っていうのが、率直な気持ちですね」

── とはいえ、パリ世代のなかには所属クラブでの出場機会が少ない選手も多い。J1でコンスタントに試合に出ている三戸選手には、相応の自信もあるのでは?

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