アンダー世代代表常連の三戸舜介が見据えるパリ五輪の先「海外行きたい欲がもう、バカみたいに...笑」 (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

── 実際に出場してみたU-17ワールドカップは、どんな大会でしたか。

「(グループリーグを1位通過しながら決勝トーナメント1回戦で敗退して)あんなにあっさり負けるんだなっていうか......すごく悔しかったです。

 でも、大会全体を通して考えると、ゴールやアシストはできなかったですけど、すごく楽しかった。世界大会に初めて出てみて、こういう環境でまたやりたい、こういう大会にまた出たいなっていうのが、終わった直後の感想でした」

── しかし、2年後のU-20ワールドカップはコロナ禍で中止に。再び世界大会の舞台に立つことは叶いませんでした。

「やっぱり出たかったです。(U-20代表は)一歳上の選手が中心になっていたとは思うんですけど、そこに出たい思いは強かったので残念でした」

── それだけに、次なる目標としてパリオリンピックへの思いは強くなっていますか。

「オリンピックにはすごく出たい。やっぱり注目されますし、そこからグンと伸びていく選手もいますし。ひとつの通過点ではありますけど、今の一番近い目標であり、大きな目標なので、そこは目指しているところです」

── U-22代表の大岩剛監督が目指すサッカーをどうとらえていますか。

「強度の高いプレーにプラスして、その質を高めるところが求められているのは感じます。戦術的なところも、もちろんあると思うんですけど、それよりも強度や質のほうを重視しているっていうのは、僕はやっていて感じます」

── 昨秋以来、チームはヨーロッパ遠征で強豪国との対戦を重ねています。

「試合をしてみて『海外にはすごい選手がいっぱいいるな』って率直に思います。『こんな選手と対戦しても、俺ひとりじゃ勝てないな......」って。でも、日本(のチーム)として戦ってみると、相手に圧倒されているとは感じないですし、ぜんぜんやれる。それはチームでの戦いを通して感じています」

── チームとしての戦いには手応えがある、と。

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