日本代表メンバーに10代の選手はゼロ「変わらなければいけない」のは日本ではなく、選ぶ側の森保一監督だ (4ページ目)
ならばこう答える。欧州でバリバリに活躍している中心選手を外せと。当選確率90数%の事実上の無風区を戦う、世界で最も楽な立場にいる代表監督であるにもかかわらず、10代選手を26人のなかにひとりも加えることができない。代表監督失格だというのが率直な感想だ。
全く違った概念で戦わないと、日本は世界から遅れていく。U-20W杯にも参加しないブライトンのブオナノッテが、筆者には眩しく見えて仕方がないのである。
著者プロフィール
杉山茂樹 (すぎやましげき)
スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。
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