「アカウントが乗っ取られた!?」「仕事の依頼が止まらない」。カタールW杯で大バズり、モデルSHONOさんのサッカー大好き人生 (3ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko
  • 立松尚積●撮影 photo by Tatematsu Naozumi

【カタールではノリノリで各国の撮影クルーに応えていた】

――ドイツ戦の前日にカタール入りして、3泊5日というスケジュールだったそうですね。当日は何時頃にスタジアムに向かったんですか?

 向こうの時間で16時にキックオフだったんですけど、13時頃にはもう着いていましたね。

――FIFA公式のカメラに映ったのは、どんなタイミングだったんですか?

 あれは奇跡というか、本当にたまたまだったと思います。スタジアム周辺のフォトスポットに、いろんな国の撮影クルーの人たちがずらっと並んでいるんですよ。

 そのカメラの一帯の前を通って会場入りしようと入場ゲートに向かっていると、みんなカメラマンたちに「こっちもこっちも!」みたいな感じで声をかけられるんです。どのカメラがどの国のものかなんてわからず、とりあえず声をかけられたほうにノリノリで応えていたんですね。

 その時に2人組のクルーに「ハーイ!」って声をかけられたので、軽いノリでピースってカメラに向かってやったら、それがFIFA公式カメラだったんですよ。

 ほかは結構大掛かりな撮影クルーだったので、まさかこじんまりとしたあの2人組が公式カメラだとは思いもしなかったですね(笑)。たぶんへそ出しスタイルでいる日本人サポーターが私以外にいなかったので、声をかけてくれたのかもしれないですね。

――その5秒の映像がFIFA公式のTwitterで世界中に拡散されて、ドイツ戦後にはSNSでバズりまくってたわけですよね?

 スマホの通知がずっと鳴り止まなくて、最初はなにが起こっているのかわからず、「アカウントが乗っ取られたわ」と思いましたね(笑)。帰国したらそれどころの騒ぎではなくて、仕事の依頼が止まらないんですよ!

 相変わらずスマホの通知は鳴り続けているし、「これがバズるってことなんだ!」ってうれしかったですね(笑)。インスタグラムだけで2万5千から17万人にフォロワーが増えました!

――それはすごいですね。それがきかっけでテレビにもかなり出演されていましたよね。

 自分でもわからないくらい出ましたね。予定が多すぎてわからなくなっちゃうので、スケジュールは前日の夜に翌日の予定を送ってもらって確かめるというのが1カ月くらい続いて、怒涛の勢いで過ぎていった夢のような時間でした。

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