「アカウントが乗っ取られた!?」「仕事の依頼が止まらない」。カタールW杯で大バズり、モデルSHONOさんのサッカー大好き人生 (2ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko
  • 立松尚積●撮影 photo by Tatematsu Naozumi

【レアル・マドリード愛をアピールしていたら......】

――高校生の頃にドラムをきっかけにスカウトされて、そこから音楽をメインにタレント活動を始めたそうですね。サッカーの仕事もしていきたいというのは、当時からあったんですか?

 サッカーは本当に趣味でしかなかったので、仕事につながるなんて思ってもいなかったですね。

――サッカーが仕事につながっていったきっかけはなんだったんですか?

 2015年に「ミスiD2016」のオーディションがあって、みんながアイドル衣装とか水着でオーディションに来るなかで、私は全身マドリーのユニフォームを着て行ったんです。「これが私の勝負服です!」って(笑)。

「あなたにとってのアイドルは誰ですか?」という質問に「グティです!」とか、「好きな本は?」という質問にも「『アンチェロッティの完全戦術論』(河出書房新社)です!」とか、マドリー愛ばかりを語っていました。

 それをサッカーメディアの『サッカーキング』さんが見つけてくれて、当時まだニコニコ動画の「サッカーキング ハーフ・タイム」にゲストで呼んでいただけたんです。初めて仕事でサッカーのことを話す機会だったので、ライブより緊張しましたね(笑)。

――そこから『ハーフ・タイム』にレギュラー出演されるようになったわけですよね。

 最初は本当にびっくりしました。レギュラー出演というものも初めてだったので大丈夫かなと不安もありつつ、すごくうれしかったです。ただ、本当にジュビロやマドリーが好きっていうのは趣味でしかなかったのに、それを仕事としてやっていいのかなって。

 そう思いながらも好きなことを仕事にできるって幸せだし、ラッキーじゃないですか。だから私は恵まれているなって思いましたね。

――カタールW杯にはどんな経緯で行くことになったんですか?

 昨年8月頃にABEMAさんの招待で『サッカーキング ハーフ・タイム』の代表として「YouTubeの企画撮りもするのでSHONOさんも行きましょう!」と誘ってもらえたんですよね。

――その誘いをもらった時はどんな思いでした?

 電話をもらった時は「え、私ですか!? 私でいいんですか!?」って家でずっと叫んでいました(笑)。夢のようでしたね。

 ブラジルW杯は地元の友だちとスポーツバーとかで見ていたんですけど、『サッカーキング』が私のことを見つけてくれて、ロシアW杯では連日振り返り放送をしているなんて想像もしていなかった。それで、今度は現地にまで連れてってくれて、本当に人生を変えてくれましたね。

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