2022.07.01

森保一監督は新戦力発掘に後ろ向きか。E-1選手権の日本代表メンバー23人を選んでみた

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

 そもそも森保一監督に、E-1選手権を通じて新戦力を発掘するつもりがあるのか。正直、その点についてはかなり疑問だ。

 6月シリーズを振り返っても、招集されたのは28人。ワールドカップ本大会の登録メンバーが26人であることを考えると、そこで行なわれる4試合で「ふるいにかけて絞り込む」と表現するにはいかにも少ない数だった。

 しかも、活動途中に複数の離脱者が出たところで追加招集もなし。森保監督にとってみれば、「この機会にぜひ呼んでみたい!」と思うほどの国内組はもういない、というのが実際のところではないだろうか。

 今季Jリーグ開幕前にも、ウズベキスタンとの親善試合に向けて国内組だけで日本代表が編成されているが(ウズベキスタン戦はその後、中止となった)、そのなかから直後のワールドカップアジア最終予選にも選ばれたのは、従来から呼ばれていた選手のみ。国内組の新たな抜擢はなかった。

 だとすると、今回のE-1選手権も、ラストサバイバルなどと銘打って競争を煽るのは虚しい気もするが、かといって、あまりに諦観しすぎてもつまらない。

 森保監督の本心がどうかはともかく、Jリーグでのプレーぶりをもとに23人のメンバーを選んでみた(現状でのケガなど、実際に招集できるコンディションであるかどうかは考慮していない)。

代表入りが期待される21歳の鈴木唯人(清水エスパルス)代表入りが期待される21歳の鈴木唯人(清水エスパルス) この記事に関連する写真を見る  まず大前提として、森保監督はワールドカップ出場経験のあるベテラン選手を招集しない方針を示しているが、本来ならぜひとも選んでもらいたいところだ。必然的に日本代表での経験が浅い(ない)選手たちが多くなるなかで、彼らにチームコンセプトを落とし込むためには、ベテラン勢の存在が大いに助けになるからだ。

 特に後ろは、権田修一、酒井宏樹(または山根視来)、谷口彰悟、長友佑都が揃って出場すれば、主力組に近い顔ぶれが並ぶことになり、センターバックやボランチで出場する選手をより現実に則した状況でテストできるはずである。

 前線で大迫勇也がプレーする場合も然りだろう。