森保一監督は新戦力発掘に後ろ向きか。E-1選手権の日本代表メンバー23人を選んでみた (2ページ目)
W杯メンバー入りの可能性は4人
とはいえ、森保監督は、すでに酒井、長友、大迫を選ばないと明言してしまった。その意向に沿って彼ら3人を外したうえで、個人的に選んだ23人は以下のとおりだ。
GK
権田修一(清水エスパルス)、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、谷晃生(湘南ベルマーレ)
DF
山根視来(川崎フロンターレ)、谷口彰悟(川崎フロンターレ)、角田涼太朗(横浜F・マリノス)、小池龍太(横浜F・マリノス)、永戸勝也(横浜F・マリノス)、三竿健斗(鹿島アントラーズ)、藤井陽也(名古屋グランパス)、山原玲音(清水エスパルス)
MF
江坂任(浦和レッズ)、西村拓真(横浜F・マリノス)、岩田智輝(横浜F・マリノス)、藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)、樋口雄太(鹿島アントラーズ)、満田誠(サンフレッチェ広島)、鈴木唯人(清水エスパルス)、高嶺朋樹(北海道コンサドーレ札幌)
FW
宮市亮(横浜F・マリノス)、鈴木優磨(鹿島アントラーズ)、町野修斗(湘南ベルマーレ)、細谷真大(柏レイソル)
将来性も加味し、パリ五輪世代はもちろんのこと、東京五輪世代のなかからも、年齢の関係もあってあまり五輪代表とは縁がなかった選手を加えた。角田、藤井、山原、満田、高嶺は、年代別代表での目立った実績こそないが、J1で優れたパフォーマンスを披露しており、国際舞台でも見てみたい選手たちだ。
ただ、現実的なワールドカップメンバー入りの可能性という意味で言えば、新戦力として面白そうなのは、岩田、西村、宮市の横浜FM勢と、鈴木唯人の4選手である。
岩田はスピードに対応できる守備力があり、ビルドアップも高いレベルでこなせる。後ろのポジションならどこでもこなせる自在性があるが、ここではボランチ(アンカー)候補と見なして選んだ。
東京五輪世代としても長く世代別代表に関わっており、A代表への適応も早いはず。森保監督が掲げてきた「1チーム2カテゴリー」の有効性を示すには、もってこいの選手だろう。
2 / 3