森保一監督にE-1選手権のメンバー招集で望むのは「器の大きさ」。日本代表を強化する国内組はこの23人だ (4ページ目)
Jリーグで調子を上げているサンフレッチェ広島からは、動きが楽しげで活気に溢れる満田とスピード系の藤井を抜擢したい。パッとわかりやすいのは後者のスピードだ。チームでは右ウイングバックだが、代表では右ウイングでいける。伊東純也をはじめライバルは多いが、試してみる価値は十分ある。
最後に触れるべきは大島だ。ある概念に照らせば、日本で一番うまい選手だ。ケガから復帰すれば招集したい選手。復帰戦となった北海道コンサドーレ札幌戦(6月18日)、続くジュビロ磐田戦(6月25日)とも、4-3-3のアンカーとしてフルタイム出場した。復調なったかに見える高級なプレーも見せている。磐田戦の後半10分に、チャナティップに送った左足パスなどは、現代表メンバーで出せそうな選手は見当たらない、切れ味満点の縦パスだった。
森保監督とは相性がよくなさそうに見えるが、救世主になる可能性を秘めた大物であることは確かだ。大島を選ぶか否かは、森保監督の監督としての器と大きさと密接に関係している。
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